陰影

 凪の海へと漕ぎ出した漁船が漁場をせわしく動き回る午前6時。
 分厚い雲が所々割れ始め、強烈なライトが降り注ぎました。

 あぁ、なんて凄い光景なんだ!

 おそらく30秒に満たないエンジェルフォールでした。
 いやいや、貴重な光景を目にしましたね(笑)

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 噴火湾沿いのどこか(笑)

theme : 海のある風景
genre : 写真

樹齢300年

 茫洋たる砂の原野は幾星霜の年月を経て緑の平原に変わった。
 夥しい汗と涙と、そして開拓民の血を吸った緑の大地。
 しかし、今その大地は、再び茫洋とした原野へ還ろうとしている。

 ひび割れた舗装路をオコジョが横切る。
 熊笹の原っぱをキタキツネが歩いて行く。
 防砂林の中からエゾシカのなく声がする。
 そして、ヒグマ出没注意の看板。

 この地を開拓した者たちは、草葉の陰でこの現状をどう見るのだろうか。
 北海道の地方経済の現実。
 理想や理念や純粋な想いだけでは支えきれない現実がそこにある。

 櫛の歯が欠けるように、少しずつこの地を後にしていった農家の夢の跡が崩れた民家として残っているエリア。
 どこかへ集団で移転したのだろうか。
 集落丸ごとゴーストタウンになったところもあった。

 その集落だった場所の近くにこれがあった。
 今でも祀り詣出る人がいるのだろうか。
 綺麗に草が刈られ整備された小さなお社がイチイの樹の中にあった。
 そして、開拓地のどこへ行っても見られる馬頭観音の像。
 その隣には火を鎮める炎の化身たる不動明王様。

 樹齢300年のイチイが見守った集落はもう無い。
 でも、ここには人の手が今も入っている。
 開拓民の子孫が、きっとこの自らのルーツを護っているのだ。

 ふとそんな事を思いました。

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 長万部町某所

theme : *写真で残す日常*
genre : 写真

涼やかな炎暑

 函館線沿いの某所でカメラを構えていました。
 とにかく暑い日でしたね。
 朝からもう汗でドロドロになりながら撮っていたんですが……

 ふと、遠くを見ると入道雲がモクモクと空を埋めつつありました。
 おそらく相当な高度まで伸びている筈なんですが、それを感じさせないほどのボリュームです。

 北海道の大きな空。
 その空に浮かぶ大きなソフトクリームとでもイメージしましょうか(笑)

 熱い熱い、炎暑の日でしたけど、なんとなく視覚情報だけは涼やかに思えたのでした。
 こういう日に沿線の木陰でビールでも飲みながらのんびりと列車を待って撮影するのって良いですよね。
 今はそんな事も出来なくなった撮影が多いですけど……

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 八雲町付近

theme : 海のある風景
genre : 写真

現代を生きるレトロ

 昨今、とにかくレトロであればよいと言う風潮を見かける事が多い気がする。
 古き良き時代への憧憬を形にしたかったのだろうか?と訝しがるかのようなセンスの悪いレトロ調なるデザインもはびこっている。
 悪い冗談にしか見えない悪趣味なレトロ調や、見せかけ騙しのいかにもそれっぽい、しかも、安っぽい作りのハリボテ達。
 風の噂に聞けば川越や喜多方など、古い蔵の町では昔はガードレールなど無かった!と言って歩行者保護の歩道すら作らないところもあるんだとか。

 もうね、バカかと。アホかと。
 お前らみたいなバカは蔵の脇ガードの無い歩道で自動車に撥ねられて死んでしまえと。
 たまにいく観光客が偉そうに地元民の安全を無視して、なにが昔はそんなもんは無かった!だよと。
 そう思うわけです。

 で、今日の画像。
 札沼線沿いで見かけた光景です。

 この建物たち、多分開拓時代からでしょうね。
 頑丈な石積みの蔵が現代に対応できるよう改造されて現役でした。
 これが本当のレトロなんじゃないかと個人的に思うわけです。

 昔ながらの建物が現代を『生きている』事こそ、本当のレトロなんじゃないですかね。
 昔風の建物がみたいなら時代劇のセットにでも行けば良いわけですよ。
 古い板塀に囲まれた古い民家とかの前に最新の原チャリが置いてある……とか、そう言う感じで時代を映す小道具と共に長い時間を経たものが共存する事こそ、至上の事なんだと最近思います。
 石積みの蔵を兼ねた民家が改造されて商店になっている建物。
 ここに歴史がある。
 それが何となく嬉しかったです。

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 浦臼町

冬へ向けて

 まだ6月だと言うのに、短い夏を有効に使うべく干草ロールの生産が急ピッチで進んでいました。
 国道沿いの広大な牧草地が生産基地化しています。
 反対の牧草地では牛が放牧されていましたので、相当でかい酪農家がいるのかなぁ・・・・とか、思ってました(笑)

 冬へ向けて準備するのも夏の重要な仕事の一つなんですね。
 短い夏を有効に使う為・・・・
 だから日の出は4時前だし、日の入りは7時半なのかもしれませんね・・・・

 って、そんな訳あるか!(笑)

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 長万部町

theme : 写真日記
genre : 写真

山容

 昨日はシルエットだったので、今日は明るいほうから(笑)

 こっちから見るとさらにその独特の形が目に付きます。
 山頂付近が吹き飛んだ形になっている山って、本当に独特ですね。
 迫力ある形なんですけど、その周囲の風景もまた大きいので、何となく散漫な印象になりやすいです。

 だから、グッと寄って切り取る構図。
 なんか最近、ロングショットでノイズが増えたように思います。
 そろそろカメラも新調するようですね(笑)

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 大沼町

theme : 写真日記
genre : 写真

シルエット

 噴火湾越しに望む駒ケ岳。
 富士の裾野をルーツにもつ私には、赤富士より黒富士の方が馴染みがあるのですけど(笑)
 このシーンを見た時は心が震えましたね。
 日没の僅かなシーンでしか見ることの出来ない黒く染まった山容。
 こっちの方が迫力有りますって。

 磐梯山や浅間山と同じく、かつてはこの山も富士山と同じようにきれいなシルエットを持つ山だったのでしょうか?
 見事なまでに上半分が吹き飛んだようなデザインは、シルエットになるとちょっと怖いですね。

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 伊達市

theme : 写真日記
genre : 写真

夏への道

 全国を結ぶ国道の中でもシングルナンバーといえば超重要幹線と言う事なのだろう。
 撮影するべくロケハンしていたら、その重要幹線のすぐ脇にこんな道があった。
 なだらかにカーブする砂利道。
 遠くには夏を呼ぶ入道雲。

 あぁ、北の大地に夏が来る。
 短く儚く、そして、輝く夏。

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 長万部町某所

theme : 写真日記
genre : 写真

日勝峠

 北海道の屋根を力技で越える道、日勝峠。
 この道は道央と道東を結ぶ大動脈。
 ひっきりなしに対向車とすれ違う道でもあります。

 サミットの標高は1000mを超える高地とあって、雲の高度に突入し濃密な霧の中を走る事も稀ではありません。
 でも、ここから見る光景はすばらしいです!
 一度じっくり撮りたいと思いつつ果たせてないんですがねぇ・・・・

 この日もサミットは雲の中でした。
 疲れる道ではありますが、それでもなんか気になる道なんです。
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道道

 芦別から伸びるこ道道は峠の区間が見事にグラベルでした(笑)
 結構横を向くのでサイドブレーキを引きつつ駆け抜けます。
 いやいや、こう言うところで昔鍛えたドラテクが生きますね(笑)

 偶然の遭遇とも言える未舗装峠区間との出会い。
 道内を旅する楽しみの一つです。

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梅雨へ

 さて問題です、ここはどこでしょう?

 スパッと答えられる方は只見線の上級者か、それ以上でしょうね。
 ある有名な撮影地へ行く途中の集落なんですが、こっち側から見る光景は、少々通われてる方でもまずわからないと思います。

 でも、この場所から見るこじんまりした集落の画。
 個人的に凄くすきなんですよね。
 閉鎖的な会津の山村と言う匂いがプンプンします。
 でも、何度か通って行くうちに閉鎖的ってものは単に表面上の印象でしかなく、実際はオープンで人懐っこい住人が揃っているんだと、そう気がつきます。
 かの戊辰戦争で会津は山を越えた越後の兵士と戦ったと聞きます。
 昨日までよき隣人だった人が、突然敵に回ったら・・・・
 そう考えると、会津の閉鎖的な空気と言うものの意味が見えてきますね。

 一見さんには決して油断を見せない会津人の緊張感。
 それが解けてきた時に見せる大らかさとか優しさってものは、日本中探してもなかなか対抗馬を思い浮かべられませんね(笑)

 この街角(?)の情景も、もうすぐ入梅です。

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 福島県会津地域某所

theme : 街の風景
genre : 写真

石の上にも

 昨日エントリするはずだった一枚です。
 期せずして、自らに思っていた反目標を達成しちゃいました(笑)

 巌となりし砕け岩の上。
 いやいや、凄い生命力ですね。
 しっかりと根を張って生命を謳歌しています。

 この春の新芽がきれいな緑色でした。 
 ゆっくりと岩を覆って行くのでしょうか・・・・

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 福島県只見町

theme : 自然の写真
genre : 写真

朝日の頃

 噴火湾から登る朝日。
 日の出前から出漁していた漁船がシルエットになって浮かんでいた。
 寝苦しい夜を越え、余り寝ていない状態だったのだが、このシーンを見たら眠気は吹っ飛びました(笑)

 やはり撮影の旅なら車中泊が良い。
 宿に迷惑をかける事無く、時間を自由に使えるからだ。
 嫌でも早寝早起きになるので健康にも良いだろう。

 なにより
 こんな光景に出会える確立も高くなるし。

 あぁ、遠くへ旅に出たいなぁ

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 北海道噴火湾沿い

荒波のハイウェイ

 日本海を滑るフェリーの上。
 奥尻島の向こうへ沈む夕日を撮っていました。
 波頭逆巻く荒波のハイウェイ。
 ここは海の力を実感できる場所ですね。

 船内のアナウンスで素晴らしい夕日が見られるとありました。
 とりあえずカメラを持ってデッキへ出ればこの光景です。
 長い周期で揺れる船の上。
 皆さんバシャバシャとコンパクトのシャッターを切ってました。
 ストロボを焚いて(笑)

 一段落した頃を見計らって、小物を入れて一枚。
 ちょっとお気に入りの写真です。


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 奥尻沖の船上

収穫 〜 海の農産物

 北海道日高地方。
 襟裳岬は豊かな海のエリアのひとつ。
 道内は海岸があれば海の恵みがあり、内陸ならば大地の恵みがあるのだが。
 この地はその中でも類稀な海の農産物がある。
 昆布。
 波に打ち上げられる昆布だけでもおびただしい量だ。
 それを拾い上げ、そして干して商品にする。
 はるか昔から繰り返されてきた光景らしい。

 でも、どこか暖かく、そして、ほほえましい光景に思えた。
 海に出て人為的に採取するのではなく、打ち上げられたものだけで営むその光景が、なにか『自然と共生する』と言うもののリアルな光景に感じられたのでした。

 普段であれば昆布漁で船が出るんでしょうけど、この日はあまりに霧が濃いので中止になったようです。
 ですから、普段は人為的に大量にとっているのだと容易に想像も付きます。

 でも、それでも。
 なにか微笑ましい光景なんですよね。

 出漁不能になったからと言って遊んでいる暇は無く、せっせと働かざるを得ないって事なんでしょうけどねぇ・・・・

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 北海道日高地方

theme : *写真で残す日常*
genre : 写真

夏色に華やぐ彩

 スクエア撮影できるカメラで撮影したらスクエアにはまりました。
 これは後からCS2でスクエアに加工してあります。

 そんな訳でこのBlogも夏に突入します。
 一口に夏と言っても様々な情景がありますけど、共通して言えることは撮るのが難しいって事ですね。
 夏の雰囲気を画像で再現って本当に至難の業です。

 花の彩りも少なくなる夏場。
 言い換えると、これから開拓していけると言うことでしょうか(笑)

 6月の北海道は登り藤の季節。
 昔、この時期に渡道したらこんな画を撮ることが出来ました。
 タンポポとルピナス。

 夏の華やぎですね。

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 北海道十勝地方

theme : 花の写真
genre : 写真

四角

 四角の画像がブームですね。
 ちょっと流行に乗ってみます(笑)

 朝もやの中、遠くに踏切が見えるあぜ道を行くトラクター。
 いつもの朝が始まる。
 いつもの夏がやってくる。

 今日から6月。
 暑さに負けないで、良い写真撮るぞ!

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 会津盆地のどこか(場所失念)

theme : スクエア
genre : 写真

プロフィール

風来坊

Author:風来坊
 撮影派鉄道趣味人なのですが、鉄道撮影の合間に撮影した行く先々の美しい光景をこっちのBlogで公開していきます。

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