雨と雲
晩秋の光
夜明け

強烈な寒気が入り、この秋一番の冷え込みがどうのこうのとラジオは喋っている。
とにかく寒い朝。
暖かい飲み物を胃の腑に落としながら、今日の一枚を撮るアングルを探す。
気になった場所は車から降りて足で探す事こそ良い一枚への最短経路なのだが、あまりの寒さに気が萎えていた日。
やる気を奮い立たせドアを開ければ脳天まで突き抜けるような寒さが襲ってくる。
「うぉ!さみぃ!」
ブルっと震えながら足元に視線を落とせば、そこにはこの一枚になった光景が。
冬ともなれば雪に踏み潰される定めの草が、その葉の表にビッシリと氷を乗せ寒さに耐えていた。
やっと登ってきた弱々しい太陽に温められ、少しずつ凍りは解けている。
なにか宝物でも見つけたかのように車へ走って帰りカメラを持ち出して狙うのだが、見る見る解けて行く氷の水分が流れ出て行く様は、まるで葉っぱから血を流しているようだった。
夜明けのドラマはこんなミクロな場面でも展開されているんだ・・・・
撮影に出て初めて気が付く自然の摂理。
やはり、旅に出ないと学べない事があるんですね。
水面
冬が始まるよ
流雲
大きな空
燃える山並み

そろそろカラマツも飽きましたね。
晩秋の北海道ネタは今日で打ち止めにします。
風景として大きくて単純でパターン性のある景色。
それってなんか見てるだけで楽しくなってきませんかね。
私だけなのかもしれませんが、モコモコと続く植林の並木とか見てると、植生の地勢に及ぼす影響はともかくとして写欲をそそられます。
尾根を越えて続く大きなカラマツの森を見ていたら、その樹の並び方が植林したように見えてきてちょっと焦りました。
原生林か、さもなくば二次原生林だと思っていたものですから、林業として植林されているのだと気がついた時の衝撃は凄かったです(笑)
紅葉し落葉する数少ない針葉樹。
広葉樹が一足早く葉を落とし冬に備える支度を終えた頃、山並みをオレンジに染めて続くカラマツの森に思いを馳せています。
来年はカラマツ撮りに行きたいなぁ・・・・
青空に映える
日没後

ドン曇の空を呪いながら撮影していたら、いつの間にか日没になってしまった。
厚く垂れ込めた雲がデヒューザーになって柔らかな光を撒き散らす時間帯。
あと10分でブルーモーメントになるのだが、その時はまたその時の楽しみがあるとして・・・・
この一瞬は僅かに残った地上の色合いと空の表情を映しこめる又と無い機会だと思う。
ここぞとばかりに持ち出した広角を使い、広く大きく風景を切り取ってみる。
色づくカラマツは青く染まった世界に映えるアクセントだ。
よしよし・・・・
カメラの背面にある小さなモニターで写り方を確認する。
色のチェックまでは望めぬ代物だけど、飛んだり潰れたりしてないか位は自在に確認できる物だ。
良い一枚が撮れた。
そんな喜びを感じる時は本当に幸せですね。





















